国際除染調査団が来日 IAEA派遣

IAEAの国際除染ミッション(団長=ファン・カルロス・レンティッホ・スペイン原子力安全委員会放射線防護部長)が7日に来日し、12日までに、福島県内の農地土壌除染技術開発の実証試験現場訪問、県知事表敬を行うなど、原子力災害からの環境修復に向けたわが国の取組状況を視察した。

今回のミッションは、被災地の除染活動の効果的な推進に資するべく、わが国からの要請に基づき、(1)除染の企画に関し日本を支援(2)除染に関する戦略・計画・作業をレビュー(3)教訓としての所見を国際社会と共有――することを目的とし、15日までの日本滞在中、関係者との意見交換や除染モデル事業等の視察を行った後、成果を報告書として公表する。

一行は7日の日本到着後、福島県に移動し、技術的支援を行う日本原子力研究開発機構との意見交換や、伊達市内小学校における除染事業や飯舘村の農地土壌除染技術実証試験の現場視察を行ったほか、11日には県知事を訪問するなどした。


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