早急な安全対策 国に要請 福井県知事

西川一誠・福井県知事は19日、細野豪志内閣府原発担当大臣を訪れ、福島第一原子力発電所事故に伴う周辺環境への影響拡大に鑑み、「早急に原発の安全対策を求める」と題する要請書を手渡した。

西川知事は、去る9月にも経済産業相他に原子力問題に関する要請を行っており、今回も、事故の早期収束と、その知見に基づく安全対策の強化、今後のエネルギー政策の方向に対する見解を早急に示すよう訴えている。要請では、まず、見直しが進められている原子力政策大綱に際し、原子力発電の位置付け、核燃料サイクルの方向性を明確にするよう求めた。

続いて、停止中の発電所の再稼働について、事故から得られる知見をもとに、暫定的な安全基準を設定の上、プラントの厳格な検査・確認を行い、ストレステストについても、再稼働の判断に反映させるシステムを明らかにするよう要請した。


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