ヨウ素剤配布の対応など議論 衆院予算委

衆議院予算委員会が8日開かれ、自民党の村上誠一郎議員(愛媛2区)が、福島第一原子力発電所の事故発生直後に行われた米国からの支援申し出について確認したのに対し、当時の枝野幸男官房長官は「私が協力はいらないというような趣旨のことを言ったことはない」と述べ、班目春樹・原子力安全委員長は、協力申し出は承知していなかった、と述べた。

村上氏は同委員会として確認すべきとしたが、中井洽委員長は今後活動を開始する国会の事故調査委員会に調査するよう要請する、とした。

また村上氏は事故数日後までの安定ヨウ素剤の配布・服用問題について、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故時の隣国ポーランド政府の対応について紹介し、ヨウ素剤を服用させたことで甲状腺がんの増加は報告されていないことの指摘や、事故後の水素爆発、溶融燃料が現在どこにあるのかの把握などについて、質問した。


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