原子力4協定が衆院を通過 参院でも審議開始

原子力国際協力を推進するため今臨時国会に提出されている日本とロシア、ヨルダン、韓国、ベトナムとの各原子力協力協定の4条約の採決が6日、衆院本会議で行われ、民主党、自民党などの賛成多数で可決し、即日、参院に送付された。

4協定は、11月30日の外務委員会で玄葉光一郎外相が趣旨説明を行った後、2日の同委員会で野田佳彦首相も出席して審議し、同日採決が行われ賛成多数で承認されていた。反対は公明、共産、社民、みんなの党。いままで協定案には賛成票を投じていた公明党が、今回は反対に回った。

野田首相は、「福島事故の経験を世界で共有」などと、原子力外交の意義を強調。4協定は、以前の国会では会期切れで審議未了・廃案または継続審議などとなっていた。

参院でも6日の外交防衛委員会で玄葉外相が4協定の各趣旨説明を行い、今臨時国会の会期9日までに成立をめざしている。


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