米中含む新枠組みへ COP17 第2期間 日本は不参加

南アフリカで開催されていた気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)が11日、2020年に米国・中国を含む全ての国による新たな法的枠組みを作るとした「ダーバン合意」を採択して閉幕した。

新枠組みに向けて採択された工程表「ダーバン・プラットフォーム」では、2012年前半までに特別部会が作業計画を立て、2015年までのできるだけ早いうちに法的効力を持つ合意成果をまとめ、2020年の発効をめざしていくとしている。

京都議定書については第2約束期間の設定に向けた合意が採択されたが、日本をはじめとする数か国は同期間への不参加を明らかにしている。

細野豪志・環境相は7日に発表したステートメントで、原子力発電については「安全性向上・依存度低減」の方向を示し、省エネルギーや再生可能エネルギー等の推進による新たなエネルギー・ベストミックスと今後の温暖化対策を表裏一体で検討していると述べた。

来年のCOP18はカタールのドーハで開催される。


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