昌江1号でドーム屋根設置 中国の自主開発炉 60万kW級

中国核建集団公司(CNECC)は12月28日、海南省の昌江原子力発電所サイトで1号機(PWR、65万kW)の格納容器にドーム屋根を設置した。

直径37メートル、高さ11メートル、総重量約180トンの同屋根は、設置記念式典に集まった関係者の見守るなか、所定の位置に釣り下ろされた。これにより建設作業も土木建築段階から機器の設置段階に入ることになり、1号機は2014年後半にも完成する見通しとなった。

昌江原子力発電所は中国核工業集団公司(CNNC)が華能集団公司との共同出資により中国南端の海南島で建設しているもの。1、2号機は中国が自主技術で開発した出力60万kW級のCP600となる予定で、同型の原子炉設計である秦山2期工事3号機が、すでに2010年に運開したほか、同4号機も昨年11月に初併入を果たしている。


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