文科相に平野博文氏 野田改造内閣 副大臣らは留任

野田改造内閣が13日に発足、5名の閣僚交替に伴い、岡田克也衆議院議員が副総理、平野博文・元官房長官(衆院大阪11区)が文部科学相として入閣した。同日、開かれた初閣議で、基本方針を決定し、引き続き「国民目線に立った政治の実現」を第一に据え、12年を「日本再生元年」と位置付けた上で、東日本大震災からの復旧・復興、原子力災害に対しては、「福島の再生なくして、元気な日本の再生なし」の考えのもと、被災者への賠償や、除染対策、住民の健康管理に全力を注ぐことなどが確認された。副大臣は国土交通省の1名を除き留任、大臣政務官と首相補佐官は全員留任となった。

文科相に就任した平野氏は、初登庁後の記者会見で、原子力分野の研究開発に関して、「経済活動や国民生活には安定的なエネルギー供給が不可欠」と原子力発電の重要性を認識した上で、わが国における使用済み燃料再処理技術の実証経験などを踏まえながら、「トータルとしてどうあるべきか」などと述べた。


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