サンオノフレで放射能漏れ検知 米SCE社

米カリフォルニア州のサザン・カリフォルニア・エジソン(SCE)社は1月31日、サンオノフレ原子力発電所3号機(PWR、112.7万kW)の高感度検知器が蒸気発生器(SG)細管から放射能が漏れている可能性を検知したため、予防的措置として同炉を停止した。

同発電所では漏れの検知直後に圧力バウンダリ外への放射能放出を防ぐ措置を講じたため、大気中に放射能は出ていないと明言。発電所従業員や地元住民にも被害が及ぶことはないとしている。また、問題の細管を含めた設備を4時間以内に分離したほか、漏れを止める措置として原子炉の冷却と減圧を実施した。

同検知器の計測値はその後も、発電所外部で検知可能な放射能レベルに変化がないことを示しており、SCE社では細管の漏れ部分の修理計画を策定中。なお、同じ発電所内の2号機は燃料交換と点検および設備のアップグレード作業で停止中だったため、影響を受けていない。


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