「最高の安全基準を」 日仏 原子力エネ委、初会合

原子力エネルギーに関する日仏委員会第1回会合が20日、都内で開催された。山根隆治・外務副大臣(=写真左)やE.ベッソン仏産業・エネルギー・デジタル経済担当相(=写真右)などが出席し、宮川眞喜雄・外務省軍縮不拡散・科学部長とB.ビゴ仏原子力・代替エネルギー庁長官が共同議長を務めた。

会合では、日本とフランスで最高の原子力発電安全基準を世界レベルで促進するための協力を宣言する開会挨拶に続いて、福島第一原子力発電所事故に係る取組について議論を行った。日本からは、福島第一原子力発電所事故に関するロードマップ等を説明、一方、フランスは、諸課題の解決にとって有益と思われる技術やノウハウを紹介した。

日仏の協力では、放射能汚染が環境や人体に及ぼす影響を最小限とし、その結果を国際社会と共有することで一致した。さらに、企業間の具体的協力、原子力安全分野での研究開発協力の強化や高速炉技術での協力の可能性を探っていく。

次回は、今秋にフランスで開催される。今後、専門家レベルによる意見交換も行われる予定。


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