学生と業界 接点の場に 原産セミナー2013 測定の実演も

原産協会および関西原子力懇談会は、原子力産業に特化した合同企業説明会「原子力産業セミナー2013」を開催した。参加企業・機関は、1月28日の東京会場(=写真)が29、2月4日の大阪会場が24で、前回と比較して延べ12の減少であった。来場した就職活動中の大学生・大学院生らは、東京会場が223人、大阪会場が273人で、ともに前回よりも減少している。

各会場では、参加企業・機関が、自社ブースで業務内容や採用スケジュールについて20分程度で説明し、熱心にメモを取りながら聞く学生の姿が見られた。学生と参加企業・機関の担当者が気軽な雰囲気で話し合えるコミュニケーション・エリアも活用されていた。

さらに会場内では、放射線の性質に関連するパネルを中心とした展示や、実際に放射線測定器を使用して放射線の測定方法等の説明・実演も行い、普段は放射線を学ぶ機会のない学部・学科の学生の放射線に対する理解促進を図った。

福島事故の影響もあり、来場学生や参加企業・機関は減少したものの、原子力関連企業・機関と学生との接点の場として満足の声が聞かれた。

原産協会は14日の原子力委員会で同セミナーの開催報告を行い、後日、詳細な参加者区分などを公表するとした。


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