OL3でタービンの起動試験 フィンランド

フィンランドのテオリスーデン・ボイマ社(TVO)は2月16日、建設中のオルキルオト原子力発電所3号機(OL3)(=写真左)でタービン系統設備の起動試験を開始した。世界初の欧州加圧水型炉(EPR)として2005年に着工した同プロジェクトも、14年8月の営業運転開始を目指し、いよいよ最終段階に入ろうとしている。

OL3の建設工事は仏アレバ社と独シーメンス社の企業連合が受注しており、タービン系はシーメンス社の設計。機器類の設置はほぼ完了し、最終設置検査も90%実施済み。ベントや火災対策システムの起動試験も終わっている。タービン系の起動により、OL3は所内の既存炉用開閉所から110kVの電力系統に接続された。この後は今春の終わり頃を目処に、400kVの送電系統から給電が行われる予定だ。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで