圧力容器など7設備検査 保安院 事故後初の保安検査終了

原子力安全・保安院は2月24日、事故後初めて実施した福島第一発電所に対する保安検査結果(速報)を発表した。安定的な冷温停止状態の維持に必要な7設備に関する保安活動が適切に実施されているかを確認するもの。

保安院は、東京電力に対し、プラントの安定に必要な原子炉圧力容器・格納容器注水設備、高レベル汚染水処理設備など、主要7設備に関する保安規定を12月に認可したのを受け、2月6〜24日、事故後初めて保安検査を実施した。

検査は、手順書や記録の確認、運転状態の現地確認、保安活動への立ち会い等により行われた。同院では、最終的な検査結果を2週間程度で取りまとめる予定だが、不適合事象対応など、まだ改善途上にあるものも確認されたとしている。


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