安全規制の専門家養成 東工大 国際的リーダーめざす

東京工業大学大学院理工学研究科原子核工学専攻は、文科省のリーディングユニバーシティに採択され、特別コース「グローバル原子力安全・セキュリティ・エージェント養成―世界原子力安全・セキュリティ道場―」を実施する。

同プログラムでは、原子力安全・セキュリティ分野において、高い知見と強い指導力を有し、(1)原子力安全規制等関係機関の上級専門家(2)原子力施設全体を掌握できる上級原子力エンジニア(3)原子力国際機関(IAEA等)の上級職員(4)アジアを含む各国の原子力指導者――など国内外の原子力関連の業界で国際的リーダーとして活躍する人材を養成する。理工系学生のみならず、人文社会系学生の入門も可能。

既設の新入生コース室制度とラボ・ローテーションの実施(08年10月修士入学生から既に実施中)に加え、選抜された学生は、公用語を英語とする寮制の「世界原子力安全・セキュリティ道場」(新設)へ入門することになる。選抜は2段階で行われ、入学時30名の中から、道場入門時には15名に、博士後期課程進学時には6名に絞っていく。修士課程と博士後期課程で合計50単位のコースワークを行うほか、半年間の国内研修と1年間の国外研修、国際政治学、国際法、経済、哲学、歴史、芸術、文化、外国語(2か国)などを必修とする。

なお、同プログラム第1回国際セミナーを2月29日から3月2日まで、東京・品川プリンスホテルで開催している。

詳細は同プログラムホームページ(http://www.nr.titech.ac.jp/u−atom/)にて。


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