ブラカ・サイトで追加の準備作業 UAE

アラブ首長国連邦(UAE)で同連邦初の原子力発電所建設計画を進めている首長国原子力会社(ENEC)は8日、連邦原子力規制庁(FANR)から追加の土木準備作業実施許可が下りたと発表した。昨年10月に申請していたもので、2017年の初号機完成に向けて、正式な建設許可が降りる前に出来るだけ作業を進める方針だ。

ENECはまた、建設サイト(=写真)のブラカが所在するアブダビ首長国の環境庁(EAD)から関連準備工事の認可を取得。具体的に実施できる作業は(1)1号機用コンクリート打設の準備として、掘削場所の底部表面を薄いコンクリート層で平板化(2)コンクリート層上に防水材を設置(3)埋め込み配管の敷設(4)鉄筋敷設のための防護コンクリート層設置――など、としている。

ENECはブラカで韓国製の140万kW級改良型PWR(APR)1400を4基建設予定で、1、2号機の建設許可は2010年末に申請。EADには環境影響声明書を提出した。これらは現在、審査中であり、コンクリート打設は認可取得後可能になる。


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