新型遠心機で濃縮開始 日本原燃 15か月ぶりに生産運転

日本原燃は青森県の六ヶ所ウラン濃縮工場で、新型遠心分離器の慣らし運転を終了し、9日から濃縮ウランの生産運転に移行した。

同工場は、2010年12月に旧型の遠心機によるウラン濃縮を全て停止し、新型遠心機への更新作業を行ってきた。新型遠心分離器による初期導入分(75トンSWU/年)(RE―2A)の前半分に当る37.5トンSWU/年ラインを、昨年12月28日から慣らし運転を行ってきた。

今後は、初期導入(RE―2A)のうち後半分(37.5トンSWU/年)について12年12月に運転開始を目指し、その後、10年程度かけて、1500トンSWU/年規模の濃縮ウランの製造を達成する計画だ。


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