ふげん 廃止措置工程5年繰り延べ

日本原子力研究開発機構は3月22日、新型転換炉原型炉「ふげん」(敦賀市)の廃止措置工程を5年間繰り延べる計画変更を発表した。使用済み燃料の搬出先となる同機構東海再処理施設が、震災影響で13年度からの運転再開となるため。これにより、廃止措置の終了(対象施設全解体)は、28年度から33年度になる。

03年に運転を終了した「ふげん」は、同年中に原子炉内の全炉心燃料の取り出しを完了、08年に国から廃止措置計画の認可を受け、解体を進めており、得られた成果は、他の原子力施設のバックエンド対策の研究開発にも供されている。


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