カナダ ブルースA2号機が再起動

2006年から大がかりな改修工事が行われていたカナダのブルースA原子力発電所で2号機(CANDU、80.5万kW)が3月20日に約20年ぶりに再起動を果たした。同炉と同じく改修中だった1号機(CANDU、80.5万kW)も昨年末に燃料を再装荷したことから、運転会社のブルース・パワー(BP)社では、同発電所の4基が揃って運転再開できる日も近いとしている。

ブルースA発電所のCANDU炉四基は1970年代に営業運転を開始したが、運転実績の低迷に伴う経済性の悪化から、BP社は90年代にこれらすべての運転を休止。2001年以降順次、安全性および火災・耐震性を見直すとともに、圧力管や燃料チャンネルの取り替えを含む改修工事を始めており、3、4号機は2003年と04年に一足先に運転再開にこぎ着けた。

今回、2号機についてはカナダ原子力安全委員会(CNSC)が3月16日に「停止保証状態」からの復帰を許可。原子炉の臨界防止のために取られていた複数の措置が解除され、さしあたり50%まで出力を上げることになっていた。

しかし、翌17日の午前7時過ぎ、ポンプ系から格納容器内で重水漏れが検知されたため、BP社はリーク部分を直ちに切り離すとともに、同炉を再び停止保証状態に戻した。同発電所のその他の部分や従業員、近隣住民および外部環境への影響がなかったことから、BP社では欠陥のあるガスケットの交換など小規模の修理を完了した後、20日に再び同炉を起動。現在は順調に起動プロセスを続けている。


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