八木誠・電気事業連合会会長

各電力会社では、今回のような事故を二度と起こしてはならないとの固い決意のもと、炉心冷却機能や電源の多重化・多様化、浸水対策などの徹底的な安全対策に取り組み、原子力発電所の安全強化を図りつつある。また、ストレステストにより、想定を越える地震や津波等の事象に対して、十分な頑健性が確保されていることを定量的に評価し、安全対策の有効性を確認した。

電事連では、事業者の安全性向上への取組みを継続的に推進する仕組みを構築するための新組織を12年内に設立する。新組織は、事業者から独立した高度な専門性を有し、諸外国の関係機関と密接に連携して、情報収集や安全性向上対策の検討を一元的に実施し、シビアアクシデント対策を含む原子力発電所の安全確保対策について、事業者に提言、指導、勧告を行う。


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