寧徳4でドーム型屋根を設置 中国

中国核建集団公司(CNECC)は10日、中国広東核電集団有限公司(CGNPC)が福建省で進めている寧徳原子力発電所4号機の建設工事で原子炉建屋へのドーム型屋根の設置を成功裏に完了したと発表した。

ドーム型屋根の設置は5日の早朝に準備作業を始め、6時過ぎから7時にかけて144トンの屋根を垂直に釣り込んで行われた。同じサイトでの1〜3号機の作業経験が役立ったとしており、2015年にも4号機を含めた4基すべてが営業運転を開始する見通しだ。

同発電所の4基はすべて、仏国の技術を基づいて改良を重ねた100万kW級PWR(CPR1000)で、同炉型の初号機となった嶺澳発電所2期工事1号機は2010年9月に営業運転を果たしている。寧徳原発では1、2号機が08年に相次いで着工し、1号機では昨年11月から起動前試験を開始。3、4号機は10年の1月と9月にそれぞれ起工式を実施しており、国産化率も1、2号機の75%に対し、85%まで上昇する予定である。


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