仏アレバ社 豪州で三菱とウラン探査計画

仏アレバ社は15日、三菱商事と共同でオーストラリアのウラン探鉱プログラムを実施することになったと発表した。

それぞれの子会社であるアフメコ鉱業探査会社(AFMEX)および三菱資源投資会社(MDP)を通じて、今後数年間にわたって豪州でまだ手付かずとなっている数万平方kmを探査する。契約条件によると、MDPはまず、所定の金額まではAFMEXによる探査費用の100%をカバー。それ以降はオプションとして、採掘実績のない地域でAFMEXが入手済みの探査許可の49%を得る事が可能になるほか、AFMEX社を事業管理者とする合弁事業体を49%の出資比率で起ち上げることが出来る。

豪州の昨年のウラン生産量は約6200トンと世界第3位だが、埋蔵量では世界最大と見られている。このため、アレバ社では同国で未探査の低コスト採掘可能ウランの開発を加速していく考え。

MDPは三菱商事が1968年に豪州での石炭採掘事業のため、100%子会社として設立。08年にカナダ・カメコ社との合弁事業体が豪州・キンタイヤのウラン鉱山権益を4億9500万ドルでリオ・ティント社から購入しており、同事業体の出資比率である3割が同社の保有分である。


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