会議構成の見直しも議論 大綱策定会議 大綱策定時期にも影響

第20回新大綱策定会議が29日、開催された。

冒頭で、原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会の報告書取りまとめに関する報道について、原子力委員会が25日に出した見解(=2面)を提示した。金子勝・慶應義塾大学経済学部教授らは事態を問題視し、策定会議を中断して真相究明を図ることを求めた。

新大綱策定会議の議長を務める近藤駿介・原子力委員会委員長は、会合自体は資料準備のための連絡会であり問題に当たらないとしながらも、疑念を抱かせてしまったことを謝罪し、策定会議の委員や事務局の構成を全面的に見直す考えを明らかにした。近日中に見直しのスケジュールを発表する。これに伴い、当初今夏を見込んでいた大綱の策定も遅れる見通し。次回開催は6月5日を予定している。


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