冊子「事故と闘う故郷忘れず」福島県・飯舘村

福島県の飯舘村(菅野典雄村長)は、福島第一事故で「計画的避難区域」に指定され、役場機能を福島市飯野町に移して、6月22日で1年を経過したことを受け、冊子「飯舘村1年3か月の記録──災害と闘うふるさとを忘れないために」を発行した。同村は政府の「避難指示区域の見直し」で3区域に再編され、帰還に向けて新たな対応が求められている。

この中で菅野村長は、今回の災害をきっかけにして、「多くの方々から暖かい励ましの言葉、力強い声援、そして多額の義捐金や物資、さらにはボランティアの支援などをいただいた。何とお礼を言っていいか分からない」と感謝を述べた。

さらに村長は、今後について「皆様の暖かい支援をよりどころにして、相手やまわりに心を配り、力を合わせて災害に立ち向かっていくことが、1日でも早い復興に繋がるものと思っている」として、村の避難1年の対応を年表と写真でダイジェストに取りまとめ、村への理解、変らぬ支援を訴えている。


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