ガス拡散法の濃縮工場を閉鎖 仏アレバ社

仏アレバ社はこのほど、子会社のユーロディフ社を通じて1979年から南東部のトリカスタンで操業していたジョルジュ・ベス・ウラン濃縮工場(1万800トンSWU/年)を永久閉鎖したと発表した。5月中旬に開始した最後の濃縮プロセスが終了したのを受けたものだが、同工場では33年の間、その操業が途切れることはほとんどなかったとしている。

アレバ社によると、同工場は運開当時に世界で最も効率的な濃縮技術であったガス拡散法を採用。この頃の世界のウラン濃縮市場における手本のような存在であり、約100基の原子炉に濃縮ウランを供給するなど、世界で稼働する原子炉の4分の1の所要量を満たしたことになる。

近年では、電力消費量がガス拡散法の50分の1で冷却水の必要量も大幅に削減された遠心分離法が世界の濃縮技術の主流になりつつあり、アレバ社は後継工場となるジョルジュ・ベスIIの建設に30億ユーロを投入した。

同工場は昨年4月から濃縮ウランの生産を開始している。年間の生産設備容量はすでに1500トンSWUに達しており、2016年には7500トンSWU/年の設備で本格生産を行う見通しだ。


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