福島で廃炉に関する意見聴取会 原子力委

原子力委員会は7日、いわき市で住民を対象とした福島第一原子力発電所の廃炉に向けた中長期的な取り組みについて、意見を聞く会を開催した(=写真)。出席した住民は約80人で、富岡町の遠藤町長も傍聴した。

会合は、第1部で、原子力委員会が中長期措置の取組に関する検討経緯、経産省が中長期の計画(ロードマップ)、東電が現状説明を行ない、第2部で住民からの意見を聞く形で行なわれた。

予め募集していた事前に寄せられた意見、質問は28件で、その中から、当日参加した発言希望者の21人が意見を述べたが、ほとんどの人が福島県内の全原発の廃止を求め、放射線影響の不安や現場作業員の過酷な作業状況を懸念するなど、厳しい意見が続き、時には怒号が飛ぶ場面もあった。

原子力委員会が福島事故後に地域との意見交換会を持つのは、3月に郡山市で開催されたものに続く2回目。今後の開催予定は未定。

同委員会は、中長期措置に取り組むための提言の中で、今後は第三者で構成される機関を設置し、取り組み状況を評価する仕組みを構築し、その第三者機関が、公聴会等を通じて立地地域住民の意見を評価に反映させるべきなどとしている。


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