水素抜きベントを設置 東通1号 建屋屋上に2か所

東北電力は6月29日、東通原子力発電所1号機(BWR、110万kW)で福島第一原子力発電所での事故を踏まえ、炉心損傷等のシビアアクシデントが発生した場合でも、水素爆発を防止するための水素抜きベント(放出)装置の設置工事を終了した。

原子炉建屋内に滞留した水素を迅速・確実に大気へ放出するためのもので、原子炉建屋の屋上に2か所設置した。水素検知器についても7月までに設置する予定。

今後、東北電力では格納容器の破損を防止し、可能な限り放射性物質による発電所外への影響を抑制する観点から、フィルター付格納容器ベント設備や格納容器上部等の密閉性確保対策などを実施することにしている。


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