20〜25%必要な水準 原子力比率

電事連は20日、国民的議論が進められているエネルギー・環境に関する選択肢について、安全確保を前提に、安定供給、環境保全、経済性の同時達成を目指す「S+3E」の考えから、3つのシナリオのうち、30年時点の原子力比率では、最も高い「20〜25シナリオ」を必要水準とする基本的考えを発表した。

電気事業者として、安定的で低廉な電力供給を通じた経済発展や国民生活水準の維持向上への貢献が使命との考えのもと、将来のエネルギーミックス検討に際し、原油価格高騰などのリスク、再生可能エネルギー・省エネの導入・拡大に対する不確実性、コスト増加による産業空洞化等を懸念した上で、再生可能エネも最大限活用し、火力発電もバランスよく組み合わせるとともに、原子力発電も一定の割合で活用していくことが重要との考えを述べている。

また、「エネルギー資源の利用効率拡大に寄与」として、サイクル政策も、地域と共生しつつ、長期的視点から一貫して進めるべきとしている。


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