新燃料2体取り出し 福島第一4号機 腐食等ないことを確認

東京電力は18日と19日、福島第一原子力発電所4号機の原子炉建屋にある燃料貯蔵プールで、装荷予定だった使用前の新燃料を取り出す試験(=写真)を行った。燃料の取り出しは事故後初。

4号機プール内には1535体の燃料があり、今回取り出したのはそのうちの使用前燃料の204体のうちの2体。オペレーティングフロアに上げたクレーン車を使ってプールからつり上げ、専用輸送容器に入れて第一原子力発電所の共用プールへ搬入した。

本格的な使用済み燃料の取り出し作業は2013年12月からを予定している。

東京電力では、核物質防護を理由として事前に作業日程を明らかにしておらず、作業が完了して燃料体の損傷や腐食は認められなかったと19日に報告した。作業員の最大被ばく量は0.6ミリシーベルトだった。


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