復興市開催で住民元気に 広野町

福島県広野町は21日、「ひろの復興市」を開催した。同町は、旧緊急時避難準備区域の指定が昨年9月に解除されたものの、いまだにいわき市を中心とした仮設住宅などにほとんどの住民が避難している。住民が安心して帰還でき、また以前のような町内の活気を取り戻すため、住民代表と役場の若手職員が広野復興プロジェクト実行委員会を発足させ、その第1弾イベントとして開かれたもの。

イベントには、小雨まじりの天候の中、実行委員会の予想を大幅に超える約500人の住民に加え、山田基星町長(=写真右端)、黒田耕喜副町長も参加し、じゃんけん大会などで盛り上げた。

最後には、Jヴィレッジのある町らしくサッカーU23男子日本代表ならびになでしこジャパンによるサイン入り公式ユニフォームが当たる抽選会もあり、当選した16歳の女子高生が感激して泣き出す場面もあった。

実行委では、今後も住民帰還に向けて食・スポーツ・芸術などをテーマにイベントを開催し、町内外に町の元気を発信していくとしている。


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