カリーニン4が営業運転開始 ロシア

ロシアで29番目の商業規模の原子炉として昨年11月から試運転中だったカリーニン原子力発電所4号機(PWR、100万kW)が9月25日に営業運転を開始した。福島事故後に同国で初めて運開した同炉により、ロシアの原子力発電設備は2519.1万kWに到達。米国、仏国、日本に次ぐ世界第4位の開発利用規模となっている。

運開記念式典にはロシアの原子力発電会社であるロスエネルゴアトム社やエンジニアリング会社のNIAEP社幹部、地元の州知事らが参加した。総合原子力企業ロスアトム社のS.キリエンコ総裁は祝辞の中で、「我が国の建設作業員は日程通りに予算内で原子炉を建設できることを実証した」と称賛。同炉に割り当てられた総予算760億ルーブル(約1905億円)のうち約10%にあたる70億ルーブル(約175億円)が節約できたことを強調した。

同総裁によると、カリーニン4号機は2005年に運開した3号機と同様、同発電所のU期工事という位置付け。T期工事に相当する1、2号機と異なり、管理システムの多重バックアップを可能にするデジタル管理機器が設置されるなど、既存の原子力発電所の中でも最先端の技術が採用されているとしている。


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