標高15mの防潮堤完成 志賀原子力発電所 排水ゲート42か所

北陸電力は1日、志賀原子力発電所の津波に対する安全強化策として建設工事を進めてきた防潮堤・防潮壁(=写真)の完成を発表した。

同社では、福島原子力事故を踏まえ、敷地内への浸水防止のため、昨秋より、敷地西側(海側)に鉄筋コンクリート造の防潮堤(高さ4m、標高15m)を約700mにわたって設置する工事を進めてきた。防潮堤は、直径3m、長さ4.2〜13.7mの基礎杭(93本)で、地震の揺れや津波の衝撃力に耐えうる強度を確保しており、万一、防潮堤を越える津波が発生し、敷地内に浸水した場合でも、短時間で排水できるよう排水ゲートが42か所配備されている。


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