基礎知識や国際性重要 人材育成有識者聴取 施設など集中投資も

16日の原子力委員会は、原子力人材の確保・育成に向けた取組に関する有識者等との意見交換を行った。

山下清信・独立行政法人日本原子力研究開発機構原子力人材育成センター長、岡本孝司・東京大学教授、齊藤正樹・東京工業大学教授、五十嵐一男・国立高等専門学校機構理事、廣井博・日本原子力研究開発機構理事、羽生正治・日本電機工業会原子力政策委員会委員長、豊松秀己・電気事業連合会原子力開発対策委員会委員長、伴英幸・原子力情報資料室共同代表が、それぞれの取り組みや今後の課題について発表した。

岡本教授は、安定した就職先や人類に貢献しているという誇りなどインセンティブの明確化と社会の理解、研究炉や実験施設およびカリキュラムなどのハードウェアとソフトウェアへの集中的投資が必要だと語った。

五十嵐高専機構理事は、原子力や放射線に係る基礎知識を有し、幅広い工学分野で活躍できる、国際性を持った技術者の育成を行っていきたいとした。


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