ストレステスト結果を解説 柏崎刈羽原発

東京電力は10日、柏崎刈羽原子力発電所1号機と7号機のストレステスト1次評価の結果について、ストレステストの内容やその評価結果の概要を解説する動画をホームページ上で公開した。

同ストレステストは、福島第一原子力発電所の事故を受けて、他の既設原子力発電所が定期検査中に緊急安全対策を施し、再稼働する場合、地震や津波に対してどこまで安全性を高められているかの目安を、コンピュータ・シミュレーション上で確認するもの。

同電力会社では、同1、7号機のストレステスト評価結果は、当時の原子力安全・保安院に今年1月に提出済み。

例えば、同7号機では、設計値では耐震裕度1.0、許容津波高さ3.3mが、実際のプラントでは緊急安全対策前で同1.37、12m、緊急安全対策後には同1.47、15mにまで高まっているとしている。

さらには、外部電源や非常用ディーゼル発電機なども使えなくなった非常時に、電源車や消防車、移動式熱交換器車などの配備によって、燃料冷却ができなくなってから燃料損傷までに約1日だったものが、約196日まで延長できるようになったと評価している。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで