年限区切って計画策定を もんじゅ 作業部会が初会合

文部科学省の「もんじゅ研究計画作業部会」(主査=山名元・京都大学原子炉実験所教授)が10月29日、初会合を開き(=写真)、高速増殖原型炉「もんじゅ」の今後の研究計画に向けた検討を開始した。このほど政府が決定した「革新的エネルギー・環境戦略」で、「もんじゅ」について、年限を区切った計画を策定・実行し、研究を終了させるとする方向性が出されたことを踏まえたもの。部会ではまず、研究開発の大枠の議論を行い、年内の中間取りまとめを目指す。

去る9月14日に決定されたエネルギー・環境戦略を受け、作業部会では、今後の研究計画策定に向け、高速増殖炉プラントとしての技術的成立性確認のために、「もんじゅ」でなければ達成できないこと、そのためのプロセス、廃棄物減容・有害度の低減の研究開発における「もんじゅ」の役割などを中心に検討することとした。

委員からは、これまでの相当な人材・インフラ投資、海外からの関心など、「もんじゅ」の経緯をあげた上で「しっかりした計画を国内外ともに示すべき」とする意見や、「原発稼動ゼロ」の方向性の中で「発電としての機能が求められているのか」といった指摘、多様な研究オプション、産業界の意向にも留意すべきとする声もあった。


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