経験者、新年度募集 規制庁 保安検査官など中心に

原子力規制委員会が9月19日に正式発足し、事務局を務める原子力規制庁は来年度からの職員(経験者)募集を8日から開始した。

同庁には旧原子力安全・保安院などから職員が異動しているが、今後さらに原子力安全規制の充実・強化を図るため、経験者を募っているもの。

業務内容は、(1)原子力保安検査官(2)原子力防災専門官(3)核物質防護対策官(4)原子力施設の安全規制に関する事務(5)原子力施設の安全に係る国際関係事務──の実務経験を有する技術系職員。採用予定数は各分野の合計で若干名ながら、採用の中心は原子力保安検査官。

勤務地は原子力規制庁本庁(東京都港区六本木)や原子力発電所などが所在するオフサイトセンターなどの地域。資格は、大学の理学または工学に関する学科を卒業し、原子力施設の行政事務に通算2年以上、または原子力施設の設計・建設・補修・検査・品質保証・運転に3年以上従事した者など。

応募要領は、履歴書、卒業証明書、在職証明書、小論文((1)実務経験からどのような貢献ができるか(2)今後の安全確保のあり方についての自らの所見(3)今回の福島第一原子力発電所事故に対する事業者および国の対応に対する所見──について、各1500字程度)を提出。書類選考の上、面接などの連絡をする。応募期間は12月15日まで。

詳細は原子力規制委員会のホームページ、問い合わせは同庁総務課(電話03―5114―2103)まで。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで