セコヤー2でSGを取り替え 米TVA

米国のテネシー峡谷開発公社(TVA)は19日、テネシー州で操業するセコヤー原子力発電所2号機(PWR、118.1万kW)での蒸気発生器(SG)取り替え作業の様子を動画でウェブ上にアップした。

同発電所で安全かつ信頼性の高いパフォーマンスを維持するため、TVAは2009年11月に4台あるSGすべてを取り替えるプロジェクトの環境影響評価書を作成。この秋から作業に取りかかっており、期間は約30週間を見込んでいる。総経費は3億6000万ドルと言われている。

動画では、格納容器天井のコンクリート遮へい壁に45フィート(13.7m)×22フィート(6.7m)の楕円型の穴が開けられており、そこから古いSGの1つをクレーンで吊り上げ、一旦、輸送設備上に配置。その後、貯蔵場所に向けて運び出す様子が早送りで記録されている。

円筒形SGの長さは65フィート(19.8m)、直径15フィート(4.5m)で、重さは350トンほど。新しいSGは韓国の斗山重工業製で、2006年に同社と発注契約を締結済みとなっていた。2003年に取り替えられた同1号機(PWR、118.6万kW)のSGも斗山重工が製造している。


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