政府 警戒区域を再編成 福島第一1〜4号立地の大熊町 6市町村目 残るは双葉、富岡、浪江の3町

政府の原子力災害対策本部は11月30日、福島県大熊町に設定されていた警戒区域を12月10日から解除し、避難指示解除準備区域、居住制限区域、帰還困難区域に再編することを決定した。同町は福島第一原子力発電所1号〜4号機の立地点。今回見直しは陸域のみで、海域部分は引き続き警戒区域に置かれる。同本部は、11年末の事故収束宣言を受け、周辺11市町村に設定していた避難指示区域を4月から順次、年間積算線量に応じた3つの区域に再編しており、大熊町で6つ目となる(=左図)。

また、避難指示解除準備区域と居住制限区域では、住民の一時帰宅や主要道路の通過交通など、立ち入りを柔軟に認めてはいるが、宿泊は禁じられている。年越しを控え、区域見直しを実施した自治体からの要望を踏まえ、原災本部では、年末年始の期間(12月29日〜1月3日)、線量測定、防犯・防火対策の徹底などの必要な措置を講じた上で、住民の短期間宿泊を認めることとした。


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