排出量前年比3.9%増 温室効果ガス 原子力発電減少で

環境省は5日、2011年度の国内温室効果ガス排出量の速報値を発表した。総排出量は二酸化炭素換算で13億700万トンとなり、前年度比3.9%(4900万トン)増だった。京都議定書基準年(CO、CH、NO は1990年度。ただしHFCs、PFCs、SFについては1995年)の総排出量との比較では、3.6%(4600万トン)増となっている。

前年度に比べて排出量が増えた要因としては、東日本大震災の影響等で製造業の生産量が減少する一方で、原子力発電所が稼動しないことによって火力発電が増加したため、化石燃料消費量が増えたことなどを挙げている。


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