広野町長が新会長就任 双葉地方町村会 双葉町長の辞任で

福島第一原子力発電所の事故で放出された放射性物質で汚染された瓦礫や残土などを貯蔵する中間貯蔵施設建設のための現地調査受け入れをめぐって、佐藤雄平福島県知事と双葉地方町村会との会談を欠席した同町村会長の井戸川克隆・双葉町長が10日、同会長を辞任した。新会長には副会長だった山田基星・広野町長(=写真)が就任した。暫定任期は来年3月末まで。

井戸川町長は2011年3月の福島事故後に、同町村会の中では最も遠い埼玉県加須市の旧県立騎西高校に仮役場を移転し、未だに百数十人の避難町民と一緒に同校で生活をしている。また新たな役場の仮庁舎をいわき市に建設する計画を進めている。

同町村会の慣例では、役員の任期は2年で、来年3月で交代予定だった。副会長が会長に就任することになっており、新副会長には渡辺利綱・大熊町長が就任した。


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