20年に全ての国含む枠組 COP18 京都議定書は8年延長

カタール・ドーハで開催されていた国連気候変動枠組条約第18回締約国会議(COP18)および京都議定書第8回締約国会合(CMP8)が8日、全ての国が参加する新たな枠組みの作業計画などを盛り込んだ「ドーハ気候ゲートウェイ」を採択して閉幕した。日本からは、長浜環境相ほか各省関係者が出席した。

同計画は、温室効果ガス削減義務がない米国や中国などを含む全ての国が参加する新たな温暖化対策の枠組みを2020年より開始にするにあたり、13年3月までに各国が削減目標を国連に提出し、14年に計画の骨子をまとめて15年のCOP21での採択をめざすとしている。

京都議定書は今月末で期限となるが、2020年までの8年間延長された。日本は延長期間への参加は見送り、自主的削減に取り組む。

次回のCOP19はポーランドを議長国とし、ワルシャワで開催される。先進国による途上国支援の増額方法などについて議論される。


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