高温ガス実証炉、石島湾で着工 中国

中国の華能山東石島湾核電有限公司(HSNPC)は12月21日、山東省石島湾で電気出力20万kWの高温ガス炉(HTR)実証炉建設プロジェクトにおける最初のコンクリート打設を完了した。同月4日に国家核安全局が発給した許可を受けて9日から開始していたもので、これにより同プロジェクトは正式に着工、2017年末までの完成を目指す。

中国では熱中性子炉や高速中性子炉の開発を進める一方、電熱併給が可能で固有の安全性を有する第4世代炉のHTRについても、国家の重要案件と位置付けて中・長期的視野の下で開発中。中心的役割を担うのは北京の清華大学・核能及新能源技術研究院(INET)で、熱出力1万kWの実験炉「HTR―10」は1992年に政府の承認を受けて95年に着工、2000年には初臨界を達成し、03年に定格出力に到達している。

今回、石島湾で着工した実証炉はペブルベッド・モジュール(PM)式を意味する「HTR―PM」と呼称されており、2002年に概念設計が始まった。06年12月になると、中国の5大電気集団の1つである華能集団公司(CHNG)が清華大学および中国核工業建設集団公司(CNEC)とそれぞれ47.5%、20%、32.5%を共同出資し、同炉の建設・運転会社となるHSNPCの設立協議書に調印。08年にサイトの掘削が承認されていた。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで