双葉町長が辞任、選挙へ 町議会選も24日告示、2月3日投票

福島第一原子力発電所事故で全町民が避難生活を送っている福島県双葉町の井戸川克隆町長は23日、辞職届けを提出した。

同町では井戸川町長が対立する議会を解散し、24日に告示、2月3日に選挙が行われることになっていた。今後、町長の正式辞任の後、3月中にも町長選挙も行われることになる。

井戸川町長は辞任届け出のあと、双葉町のホームページに同日付で「双葉町は永遠に」とするメッセージを寄せ、これまでの取組から(1)事故に負けない(2)主張する権利を行使する(3)この世には先人の教えがある――ことなどを述べた。

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双葉町は19日から21日にかけて、いわき市、郡山市、福島市、埼玉県加須市の4か所で、町政懇談会を開いた。

同町では、3月末を目途に「復興まちづくり計画」(案)の策定を目指し、復興まちづくり委員会(委員長=三井所清典・芝浦工大名誉教授)や「7000人の復興会議」などで検討を行っている。

同まちづくり委員会では、双葉町の復興については、(1)町民が生活再建を果たしていく「人の復興」(2)双葉町の土地を復旧・復興し、町を再興させていく「町の復興」――の「二つの復興」をキーワードに考えていることを報告した。その上で、町民の生活再建を実現するための取組み、町民が安全・安心してふるさと双葉町へ帰還できるようにするための取組みを検討中だ。さらに、全国に避難している町民のきずなを維持・発展し、双葉町の歴史・伝統・文化を継承していくために、どのような取組みが必要か模索している。

損害賠償については、財物賠償の経緯や現状、損害賠償請求権の期間3年で消滅する民法上の規定に対する時効撤廃要請を行っていることなどを報告した。放射性物質で汚染されたがれきなどを集中的に保管する中間貯蔵施設の計画については、同町としても役場内に検討委員会を立ち上げ検討を始めており、住民意見を十分聞いた上で判断したいとしている。


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