政策決定に専門家排除は問題 吉川弘之氏

吉川弘之・科学技術振興機構研究開発戦略センター長は、日本原子力学会誌2月号に「科学者と専門家の役割」として巻頭言を寄せた。

多くの政策決定に科学的知識が不可欠となった今日、政策の決定に際して科学者・専門家を利害関係者として排除する風潮は断固やめなければならないと主張。そのためには政策決定者側の信頼を得なければならず、科学者・専門家が、社会的利害から中立で自分の学説に対立するものに耳を傾けるゆとりを持ち、科学が社会に及ぼす効果について深く考えることができる独立な思索者であることが求められるとしている。


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