カザフスタンと協力覚書締結 原電・丸紅ユティリティ 原子力導入支援

日本原子力発電会社と丸紅ユティリティ・サービスは18日、カザフスタン国立原子力センター(NNC)と同国における原子力発電所導入に向けた協力に関する覚書を締結した。

カザフスタンが原子力発電導入を進める過程で、(1)カザフスタンにおける原子力発電所導入に向けた最適なプロジェクトの枠組み作成への協力(2)同国における原子力発電所導入に向けた人材育成への協力(3)同国における原子力発電所建設に関する導入可能性調査への協力(4)同国における原子力発電所建設への協力(5)同国における原子力発電所の運転への支援(6)その他当事者間で合意される事項――について協力・支援を行うとしている。

今回の覚書締結は、2007年4月のカザフスタンへの官民合同ミッションで日本原子力発電会社がNNCなど関係機関と締結した「原子力発電導入に関する技術協力覚書」に基づく協力の一環となる。

カザフスタンはウラン産出国として知られ、埋蔵量はオーストラリアに次ぐ世界第2位で世界シェアの20%を占め、生産量は2009年に世界第1位となった。カザフスタンと日本は2010年3月に原子力協定署名を締結している。


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