英国派遣調査団参加者を募集 原産協会

原産協会は、原子力発電所の新規建設プロジェクトが進む英国の状況を調査するため、3月18日から1週間、英国に派遣する調査団への参加を募集している。

これに先立ち13日、スー・キノシタ英国大使館貿易・対英投資部長(=写真)らを招き、英国の原子力の現状と新規建設計画に関する講演と調査団の説明を行う会を原産協会で行った。

2005年末にブレア首相(当時)が、原子力発電の建設に向けて政策変更を行い、これに沿ってブラウン政権下で2008年に発表された原子力白書では、民間企業が原子力発電所の新設に取り組めるよう政府が環境整備を行うことになっている。現在、フランス系の2社、日立が買収した1社の合計3社が8サイトで1600万kWの新規建設計画を進めている。

原産協会で派遣する調査団は、協力覚書を結んでいる英国原子力産業協会(NIA)の主催する会議「Nuclear New Build 2013」に参加するとともに、NIAの協力を得て、新規建設プロジェクト会社や英国の原子力関連会社と会合を持つほか、原子力施設への訪問も予定している。

参加申込締切は28日。問い合わせは原産協会国際部(電話03‐6812‐7109/メールnnb2013@jaif.or.jp)まで。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで