国会事故調での寄与評価 黒川氏 米国科学振興協会から受賞

黒川清・日本医療政策機構代表理事/政策研究大学院大学アカデミックフェロー/東京大学名誉教授/日本学術会議元会長は15日、米国科学振興協会(AAAS)より、Scientific Freedom and Responsibility Awardを米国マサチューセッツ州ボストンで開催された第179回AAAS年次大会で授与された。アジア圏からは初の受賞となった。

今回の受賞は、黒川氏が、国会の東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長として「福島原子力発電所事故の原因究明に向けた調査に卓越した使命感をもって臨み、社会に寄与したこと」および「日本のガバナンスと社会に深く根付いた慣習に勇気を持って挑んだこと」を称えたものだとしている。

1980年に創設された同賞は、科学ジャーナル『Science』発行などで知られる国際的非営利団体AAASが、科学の自由と責任の発展に寄与する称賛すべき活動を行った科学者または団体に毎年授与している。


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