秋の臨時国会提出へ 原子力委見直し 山本科技相が答弁

2月28日の参議院予算委員会で、山本一太・科学技術担当相(原子力委員会も担当)は今後の原子力委員会のあり方について、「昨年12月、前政権の有識者会議で見直しに当たっての基本的な考え方を取りまとめている。これを参考にしつつ、ゼロから見直ししたい」と述べた。原子力委員会設置法改廃については、「秋の臨時国会にはまとめて法案を出したい」とした。みんなの党の水野賢一氏の質問に答えた。

また水野氏が質問した原子力委員会および委員の任期切れ・後任決定までの職務継続規定が適用されている状況について、速やかな新委員の国会提示を求めたのに対し、安倍首相は「あり方を見直しているところで、その間に人事案を提出することは、不適当だろうと考えている。今後、原子力委員会のあり方についての検討を急ぎ、その検討結果を踏まえて、適切に対応していきたい」と述べた。

山本大臣も「改編・廃止を含めた見直しをこれからやって行こうという段階の中で、任期3年の同意人事を本当に出すことが適切なのかという議論もあった」と紹介した。


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