たゆまぬ安全向上使命 規制庁訓示 「福島が原点」

原子力規制委員会の田中俊一委員長は11日、福島発電所事故から2年に際し、規制庁職員らに訓示を行った。

田中委員長は、同委を事務局として支えてきた規制庁職員一同の努力に敬意を述べる一方、原子力災害に関し、これまで自身も除染活動に取り組み、出身地でもあることから、「福島が原点」として、避難民の状況を振り返った。その中で、浪江小学校からの手紙を紹介し、事故前に600人いた児童数が18人にまで減少し、新入生もいない現状をあげながら、「事故の罪がいかに重いかを感じざるをえない」などと述べ、職員らに対し、「われわれの取組にゴールはない」と訓示し、たゆまず国内外の信頼回復、原子力の安全向上に努めていく使命を改めて強調した。

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規制委員会は11日、12年9月からこれまでの同委の取組状況を公表した。規制委員会設置法成立に伴う参議院附帯決議を踏まえたもの。福島第一発電所の安全確保、安全基準等の見直し、敷地内の破砕帯調査などの原子力の安全確保に向けた取組の他、危機管理体制、事故時の影響緩和、規制行政に対する信頼回復の取組について、概要を取りまとめており、ウェブサイトにも掲載されている。


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