除染や廃止措置など重点 文科省 2013年度原子力予算説明

文部科学省は14日の原子力委員会で、2013年度政府予算案約1687.1億円とする原子力関係予算について説明した。

見積りに関する基本方針を踏まえて、3つの重点項目を推進することとし、(1)除染や廃止措置に向けた研究開発等の福島対応に100億円(同14億円増)、(2)廃止措置・廃棄物対策に243億円(同12億円増)、(3)原子力安全確保等に36億円(同12億円増)で、計379億円(対前年度比11%増で39億円増)となっている。

13年度予算案のうち、1262億円は核燃料サイクル研究開発・基礎基盤研究等に充てられており、高速増殖炉サイクル技術については289億円(同11億円減)のうち、「もんじゅ」については174億円(同1億円減)、高速増殖炉サイクル実用化研究開発については28億円(同5億円減)としている。

その他、原子力損害賠償等の円滑化(同12億円増)に46億円を充てている。

量子ビーム・核融合研究予算は、JAEA予算等として別途要求している。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで