テメリン3、4の入札で優位に WH社

東芝傘下のウェスチングハウス(WH)社は25日、チェコのテメリン原子力発電所3、4号機完成計画の入札で、同社の提案するAP1000が1次審査で優位に立ったと発表した。

2009年に始まった同入札で、チェコ電力は出力100万kW以上の第3世代PWRを2基完成させることを計画。昨年10月に仏アレバ社を候補から除外した後、WH社のほか、「MIR1200」を提案するロシア・チェコの企業連合による一騎打ちの状態になっていた。

東芝の発表によると、AP1000設計は許認可や実行可能性、技術リスク評価、価格、契約条件などの総合評価で最上位を取得。年内にも受注を獲得するため、本格的な契約交渉を開始するとしている。


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