チャシュマ3で丸屋根設置 パキスタン

中国の国家核電技術公司(SNPTC)は19日、パキスタン東部のパンジャーブ州でチャシュマ原子力発電所3号機(C−3)の格納容器に丸屋根を設置したと発表した(=写真)。

同国で4基目の原子炉となるC―3では2011年3月に原子炉系統設備のコンクリート打設を実施。稼働中の同1、2号機と同様、中国核工業集団公司(CNNC)傘下のSNPTCが設計を担当しており、5基目となる同4号機とともに1、2号機の東側で建設中だ。出力は3、4号機ともに34万kWで、秦山T原子力発電所の設計をベースにしたCP300を採用。2016年と17年に完成する予定と見られている。

格納容器・丸屋根の吊り込み作業は6日に行われたもので、作業は中原対外工程有限公司(CZEC)が担当。SNPTCでは土木建築工事のピークを3か月前倒しで迎えたと強調している。


お問い合わせは、情報・コミュニケーション部(03-6812-7103)まで